2022/12/15
意外な互換性
ビジネスホンメーカーは多数あり、各メーカーがそれぞれの名前で発売していますが、販売しているメーカーは違うのに全く同じ形をしているビジネスホンを見たことがあるかと思います。
ここではそのようなビジネスホン会社裏事情をご紹介します。
1.日立とナカヨ (有名な互換性)
2.サクサPLATIAとOKI CROSSCORE&パナソニックIPOFFICE(意外な互換性)
1.【日立とナカヨ製】有名な例ですと世間では有名な日立とナカヨがあります。
一部ではナカヨ専売のものもありますが 、双方で同時期に同じシリーズを発売してきております。
尚、ナカヨが製作を全て行っており、日立は製造された機器を販売しています。
形も同じで機器の型式の頭に日立製はET-~ではじまり、ナカヨ製はNYC-~で始まります。(基板はET型番のみ)
また、互換性も抜群で、ナカヨ製の主装置に日立製の電話機の接続も可能で、その逆も可能です。
ただし、主装置の設定ソフトや、ファームウェアは各メーカーごとに異なりますので、ご注意ください。
2.【PLATIA CROSSCORE IPOFFICE】中古機器界では主力商品となっているSAXAのPLATIAシリーズですが、こちらは製造はサクサが行っており、3社が『同型』の機器を販売しております。
SAXA=PLATIA OKI=CrosCore Panasonic=IP OFFICE
となっております。こちらも全てSAXAが製造している機器となりますが、
OKI製とPanasonic製だけは外装は識別可能ですが、型番だけ見るとほぼ同じとなっています。
例えば3社のS型主装置の型番は・・・
PT1000std2 (SAXA)
KH020S-BSCAB (OKI)
KH020S-BSCAB/P (Panasonic)
と、OKIとPanasonicの型式がほぼほぼ同じなので、
現地で確認される際や、電話での確認時には注意が必要となります。
また気になる互換性ですが、この三機種は主装置、電話機の互換性が全くなく、基盤のみが互換性があります。
ことらも主装置の設定ソフトや、ファームウェアは各メーカーごとに異なりますので、ご注意ください。
と、いくらかたちが同じだといっても、互換性があったりなかったりでばらつきがあります。
このような時は弊社で作成した年表で更に歴代機種を確認ができます。